止まらない過食とお金(過食の費用)

摂食障害:過食症のカウンセリング治療は、 大阪の淀屋橋心理療法センターhttps://www.yodoyabashift.com)でおこなっています。 TEL: 06-6866-1510 (無料の事前相談があります)

***********************************************************************************************************

過食症の子どもについては、「親のお金を盗む」という理解できない行動にでることがあります。しかしこれも食べたくてたまらない衝動がなせる技であることが多いのです。頭ごなしに叱らずに、理解の気持ちをもって、話し合えるといいですね。

1)「あら、私の貯金箱、どこへいったのかしら?美穂知らない?」

「500円玉が手に入ったら貯金をする」と決めていたお母さんがいました。赤いポストの貯金箱で、「ずいぶんたまったなー。いくらぐらいあるかな。楽しみだわ」と、手にとってはその重さがうれしくて。ところがある日そのポストが見あたりません。「あれ、どこへ行ったのかしら!?どこかに置き忘れたのかな」と、思いながら忙しさに探すのを後回しにしていました。

「美穂ちゃん、おかあさんのポスト知らない?500円玉貯金してたでしょ、あれよ」「えー、そんなもん、知らないよ」「えー、知らないってことないでしょ。あの赤いポストのよ」「知らないったら知らないよ!」。

こんなやり取りがあってしばらくして、今度はお父さんから声があがりました。「おーい、母さん、俺の背広の内ポケットから、お金ちょいどりしなかったか?」「なーに、人聞きの悪いこといわないでよ。ちょいどりですって?そんなことするわけないでしょ」。

2)さわがず落ち着いて状況を見極めましょう

過食症の子どもを持つ家庭では、「お金がなくなる」ということがときどきあります。そんな大きな額のお金ではないのですが、ちょこちょこあると親としてほっておけません。でも大声をあげて犯人さがしをするのは、すこし待ちましょう。

過食症の子どもが、食べたくてたまらずつい親のお金にてを付けるということがあります。食欲にスイッチが入ってしまって、食べたくてたまらなくなるともう理性ははたらきません。食べ物を求めて家中あちこち探しまわります。食べる物がなかったら買いに走ってでも食欲を満たそうと必死です。そのとき買うお金がなかったらどうする?我慢することができず、目についた貯金箱や背広のポケットのお金に手がのびることもあるのです。

3)ピンチをチャンスに・・・過食症の費用について話し合うチャンス

「うちの子がお金をぬすんだりするなんて」と、母親の嘆きをなんどか聞いたことがあります。しかし過食症の子どもの気持ちもしっかりと聞いてあげましょう。親子で過食症について本音で話し合う良い機会だととらえて。

落ち着いて問うていくと、子どもも観念したように話しだすことがよくあります。「食べたくて食べたくて、がまんできなかったの」と、涙をこぼしながら正直に話す子もいます。そんなときは「そうか、つらかったんやね。わかったよ」と、理解を示す言葉をかけてあげましょう。落ち着いて話しかけてもらうと、子どもはたいていポツポツとでも本音を話しだすことがよくあります。親のお金に手をだすほどまで、過食症の衝動が迫ってきていることに気がついてあげましょう。過食の費用としていくらか別に渡す必要があるのか、お小遣いの値上げですむのか。親子で過食症について、本音で話し合う機会がやってきたととらえて、落ち着いて話し合うことが大切です。

しかし中には親が甘い顔をすると、どんどんエスカレートする子どももいます。そんなときには、ピシッ!と叱らないといけない時もあります。

それでも良い対策がとれない場合は、摂食障害の専門家に相談しましょう。しろうと判断で取り組んでいると、症状がこじれていく恐れがあります。専門家を交えた何らかの対策が必要です。常識や正論でかたづけようとしても、症状は良くなりません。摂食障害の専門家に相談しながら、一番いい手だてをみつけていくことが症状がこじれない秘訣です。

過食症とお金(過食費用)

淀屋橋心理療法センター ☜クリック

(更に詳しい情報:上のリンクから当センターのメインHPへお越し下さい)

☎ 06-6866-1510

福田俊一  精神科医 所長 (摂食障害専門外来 40年の治療歴)

増井昌美  過食症専門セラピスト(摂食障害専門外来 30年の治療歴)

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 過食症・過食嘔吐へ
にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ
にほんブログ村

止まらない過食症・過食嘔吐・非嘔吐過食克服のきっかけ

摂食障害:過食症のカウンセリング治療は、 大阪の淀屋橋心理療法センターhttps://www.yodoyabashift.com)でおこなっています。 TEL: 06-6866-1510 (無料の事前相談があります)

****************************************************************************

過食症のカウンセリング治療を受けに来所されている前田さん。長女の美咲さん(14才)が食べ吐きをくり返すうち、不登校になってしまいました。他県からお母さまが熱心に通われています。

中学生の美咲さん(過食症)が初めて来所

「先生、こんにちわ。イチョウの葉っぱがこんなに黄色くなって」と、お母さまが手いっぱいの葉っぱをみせてくださいました。高速バスを下りて緑地公園を通り抜けてくるとき、あまりにもきれいな秋色の葉っぱをひろってこられたようです。受け取りながらふとお母さまの後ろをみると、女の子が立っています。「美咲です。初めてきました。『今日は私も行きたい』言いまして」と、お母さまが紹介されました。

「ヘヘヘーッ」と、照れ笑いしながら美咲さんは「よろしくお願いします」と、ちょこんと頭をさげました。

「カウンセリングに通うお金あるんなら、私にちょうだい」

美咲さんは、お母さまがカウンセリングに通うことに反対だったと聞いていました。「そんなお金あるんだったら、私にちょうだいよ。食べたくてお金ほしいんだから」と、いつもお母さまを困らせていました。それがカウンセリングの回数が重なるごとに、だんだん変わってきました。「お母さん、今度いつカウンセリングに行くの?」とか「気をつけて行ってらっしゃい」とか、声をかけてくれるようになりました。

「お母さん、私の話よく聞いてくれるようになった」

「美咲さん、はじめまして。いやー、びっくりしましたね。きょうはどうして来ようっていう気になったの」と聞くと、美咲さんは次のように話してくれました。「あのね、はじめはいやだったの。お母さんがカウンセリングに行くの。私のことあれこれしゃべられるのいやって思って。でもお母さん、だんだん変わってきた。私の話しよく聞いてくれるようになってきて、うれしかった」と、小さいけれどはずむ声で言いました。

止めたいのに、止まらない過食

「お母さんに『そんなに食べるの、やめなさい』とか『吐くの、もったいないじゃない』とか言われて。自分でも過食・嘔吐はいけないことだとわかっていても、止められなかった。だからそう言われるのがとてもいやだったの」と、美咲さんは話をつづけた。

うれし涙が頬をつたって

「それがカウンセリングを受けだしてから変わってきた。あれっ!て思ったの」。「お母さんが『過食は、つらいよね。ほんとうにつらいんだよね』って、私を見て言ってくれた。はじめは信じられなかった。でも『止めたくても止められないんだよね、美咲ちゃん』って。あー、私の気持ちわかってくれてるんだ」って思ったらすごいうれしかった」。

「それで私もカウンセリングに行ってみたいなって思うようになりました」と、話す美咲さんの頬にはうれし涙がつたっていました。

止まらない過食・過食嘔吐

淀屋橋心理療法センター ☜クリック

(更に詳しい情報:上のリンクから当センターのメインHPへお越し下さい)

☎ 06-6866-1510

福田俊一  精神科医 所長 (摂食障害専門外来 40年の治療歴)

増井昌美  過食症専門セラピスト(摂食障害専門外来 30年の治療歴)

摂食障害:過食症嘔吐とお金 食べ物を買うお金で家計つぶれるよ

 

過食症嘔吐はびっくりするくらいお金がかかります

 

摂食障害:過食症嘔吐のカウンセリング治療は、大阪の淀屋橋心理療法センター 摂食障害専門外来でおこなっております。(無料の事前相談があります。ご相談ください)電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812

 

 

「これ以上過食の食べ物買うお金だせないわよ!家計が破産しそうなの!!」……摂食障害(過食症嘔吐)の子どもをもつお母さんからよく聞かれる悩みです。ほとんど毎日食べては吐き、食べては吐きの過食症嘔吐。ひと月に合計するとそのお金はびっくりするくらいふくれあがります。家計にも直撃する問題だけに、お母さんも真剣です。摂食障害専門外来で治療した過食症嘔吐の事例(高3女子)を一つ紹介しましょう。

摂食障害(過食症・拒食症)の子どもをもつ親御さんの不安や疑問。

「過食のお金、あの手この手でつりあげてくるんです」と、困ったお母さん

カウンセリング治療にやってきた母親の話「過食症の娘が『食べ物を買うお金、これだけじゃとても足りない。お金もっとちょうだいよ』ってしつこく言ってくるんです。でも「過食症がエスカレートしないか」心配だし、それに家計のこと考えると破産しそう。もうこれ以上は出せないっていうのが本音で」

典子、18才高3、過食症になって2年。

 

事例紹介:典子(本人、18才高3、過食症嘔吐になって2年)

食べ物の質より量がだいじな過食症嘔吐の買い物

「お母さん、ちょっとまって。私もお買いものついていく」と、典子の声がしました。「え、典ちゃんも行くの。わかった、まってるよ」。最近こんな会話ではじまって、ふたりで近くのマーケットへ買い物に行く回数が増えてきました。

お母さんにはわかっています。典子が過食のための食べ物を買ってもらおうと思っていることが。「お母さん、これ買っていいでしょ、お金だしてね」と言って、値のはらない食べ物をすばやく買い物カートにいれていきます。質より量が目的です。

 

「過食の食べ物を買うお金が、少しづつせりあがって」

過食食べ物を買うお金は「一日千円」と決まっています。それ以外にお小遣いとしてひと月5千円わたしています。ノートや本の学用品、それにちょっとしたお化粧品を買うお金として使えるように。母親の心配は、この5千円がだんだん過食のお金にまわされてきていることです。もちろん典子はそんなそぶりはみせません。「今月は、参考書二冊も買わされたの。お金なくなってしまった」といったことを言います。「そう、参考書二冊じゃ、お金かかったね。それでその参考書はどこにあるの?」と聞きますと、「うん、まだ・・、あのー学校においてるの」と返事はかえってきますが、その言い方がなんか言いにくそうです。

「お小遣いとしてわたしているお金、ひょっとして過食の費用にまわされてるかも」と、母親は心配でたまりません。「もしや」と感ずいているのですが、はっきりとはわかりません。「どうしたらいいでしょうか。このままだと、どこまで過食の食材を買う金額が増えていくのか、過食症がエスカレートしてしまうのか、不安で不安でたまりません」と、母親から相談がありました。

 

「過食の食べ物買うお金、これだけじゃ足りないよ」と本音が

カウンセラーからアドバイスをもらった母親は、思い切って過食の食材を買うお金について典子と話し合うことにしました。「典ちゃん、食べ物買うお金のことだけど、ちょっと話しあいたいの」ときりだすと、意外にも典子は「うん、いいよ。私も言いたいことあるから」と、のってきました。

「あのね、お母さん、今度の日曜日ね、由佳や愛といっしょにボーリングにいくことになったの。お金、ちょうだい。5千円あれば足りるかな。いいでしょ」と、またまたお金の請求です。母親は「またか」という顔をして、気分がゆううつになりました。でも言いなりになってばかりもいられません。きょうはカウンセラーからのアドバイスももらっているので、かなり強気です。「あのね、ひと月にね、過食の費用3万円以上は、出せないのよ。わかってね。家計の上限がきまってるんだから。一日千円がせいいっぱいのお金なの。この金額はずーと前に話し合って決めたでしょ。このごろ食べ物買うとはいわないけれど、あれやこれやでお金ちょうだいって言って、過食嘔吐が増えてきているんじゃないの?」と、母親は強い語調でいいました。

典子は泣きそうになって「だって過食嘔吐食べ物を買うお金、一日千円だけじゃ足りないよ。もっともっと食べたい。食べたくて、たまらなくなるんだもん」と叫びました。やはり母親が心配していたように過食嘔吐が増えていたのです。

 

「過食のエスカレートを止めないと。今ならまだ間に合うよ」

典子の本音を聞いて、母親も涙がでそうになりました。でもここはふんばりどころです。先日カウンセラーからもらったアドバイスをしっかりと伝えねば、と力が入ります。

「あのね、お母さん、典ちゃんのつらい気持ちわかるよ。でもね、過食嘔吐食べ物が増えていくと、だんだん過食嘔吐の量も回数も増えていくの。それだけ治りにくくなるし、あなたの体も傷めることになるのよ。それがわかってて、母親としてだまってお金を渡すことなんてできないの。なんとか過食嘔吐がエスカレートしないよう、毎日話あいましょう。「今ならまだ間にあいます」って、過食症嘔吐専門の先生が言われたの。なんとかがんばって抑えていこうよ。お母さんもカウンセリング治療を受けている摂食障害専門外来の先生に相談しながら協力するから」。

典子は素直にうなずきました。「つらかったの。典子も不安でたまらなかったの。どんどん食べる量が増えていくんだもん。でもがんばってみる。過食嘔吐がこれいじょう増えないよう、お母さんが摂食障害専門外来の先生に相談しながら力をかしてくれるんなら、がんばってみる」と、答えました。その日から母と娘の「過食症嘔吐にかかるお金がエスカレートしないようストップ」する話し合いが始まりました。

淀屋橋心理療法センターRSS配信
摂食障害:過食症嘔吐のカウンセリング治療は淀屋橋心理療法センターにある摂食障害専門外来でおこなっております。(無料の事前相談があります。ご相談ください)  TEL: 06-6866-1510    FAX: 06-6866-2812

 

淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医師)摂食障害専門外来40年の経験
増井 昌美(過食症専門セラピスト)摂食障害専門外来30年の経験

 

 

過食嘔吐:「食べ物を吐くなんて、もったいないことするな!」と父に言われて

過食嘔吐のカウンセリング治療は、大阪の淀屋橋心理療法センター摂食障害(過食症/拒食症)専門外来でおこなっております。(06−6866−1510)

 

過食嘔吐のケース紹介: 「食べ物を吐くなんて、もったいないことするな!」と父に言われて

 

過食した食べ物を吐く(過食嘔吐)が侑子の仕事のストレス解消

職場でストレスいっぱいの侑子。家に帰ってから過食嘔吐でいっぱい食べ物を食べて吐くことがその日のストレス解消になっています。

「同僚のあの言葉、許せないわ!腹立つことはいっぱいあるけど、過食で食べて吐いたらストレスを忘れられるんです」と侑子は、カウンセリングで職場でのストレス解消に過食嘔吐を使っている様子を話しました。「なるほど、過食嘔吐をじょうずにつかってるね。バランスがいいですよ。でも過食食べる量が増えないよう、気をつけましょう」とカウンセラーはアドバイスをだしておいた。を

過食して食べた物吐くなんて!」と父親が怒って

しかし侑子の過食して吐く様子をみていた父親から叱責の声が飛んできました。「食べ物を吐く(過食嘔吐なんて、もったいないことするな!」。この言葉が心につきささって以来侑子は過食でいっぱい食べた物を嘔吐することができなくなっています。「お父さんのわからずや、私の過食嘔吐をちっともわかってくれない。もうきらい、顔もみたくない!」と、侑子は父親への嫌悪感をましていきました。

過食でいっぱい食べたら、早く吐かないと太るよー、なんとかして!」と侑子は母親に泣きつきました。しかし母親もどうしていいかわかりません。太る恐怖にさいなまれて侑子は半ばパニック状態です。「先生、たいへんです。娘が過食嘔吐で『食べたら吐かないと太る!』って泣きさけんでいます」と母親から、カウンセラーに電話がかかってきました。

過食嘔吐で苦しんで吐いている本人が一番つらいのに、化膿したおできの膿をしぼりだすみたいにつらいのに」と、侑子は過食をするたびに泣いています。

過食嘔吐でいっぱい食べて、吐いてスッキリ。これまでは職場で受けたストレスも過食嘔吐で解消できていたのに、今は父親が恐くて吐くことができなくなった侑子は、ストレス解消ができずに困ってしまいました。

淀屋橋心理療法センター 摂食障害専門外来

 

福田 俊一 所長 精神科医師

増井昌美 摂食障害/過食症専門セラピスト