職場・仕事・対人関係のストレスと過食・過食嘔吐

摂食障害:過食症のカウンセリング治療は、 大阪の淀屋橋心理療法センターhttps://www.yodoyabashift.com)でおこなっています。 TEL: 06-6866-1510 (無料の事前相談があります)

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過食症のカウンセリング治療

敦子さんが当センターにやってきたのは4年前、18才のときでした。当時の過食症の状態は、一度に3人前くらいを食べて吐くという過食症行動を毎日3回続けていました。嘔吐だけでは「太るんじゃないか」という不安がつきまとい下剤も使っていました。胃の中がすっからかんになってやっと一息つけるという状態でした。

カウンセリングをスタートして4年がたち、最近では過食嘔吐は2~3日に1回に落ち着き、量的にも1人前ちょっとくらいで終わりにすることができています。この4年の間にパソコン教室に通ったりして実務的なスキルを身につけ、敦子さんはこの春から念願の仕事に出られることになりました。

多少の事では過食をしなくなった

入社して6ヶ月がたち仕事の内容にもようやく慣れてきたころ、敦子さんはうっかリミスをしてしまいました。顧客へ届ける商品を、宛名の書き違いで別の人に送ってしまったというのです。直属の先輩にあたる恵子さんに「ミスは誰にでもあることだから。でもねお客様に迷惑をかけるミスだけは気をつけてね」と穏やかにしかしきっぱりと言われ、敦子さんは「すみません」と平謝りしました。

以前の敦子さんなら大ショックを受けて「なんてことしてしまったのだろう。私ってバカや、あかんたれや。仕事する資格ない」といつまでも自分を責めて、引きずっていたでしょう。今回は働きだして半年という間に何度もカウンセリングを受けて、職場でおきたいろんな出来事への対応を学んできましたので、そこまで自分を責めることはありませんでした。そのおかげで敦子さんは「ミスをしないように、次からは気をつけよう」と、気持ちを前向きにもつことができました。

苦手な上司 職場のストレスから過食へ

敦子さん自身も両親も心配していたのは「職場のストレスがかかってまた過食がひどくならないか」ということでした。職場には敦子さんが苦手なタイプの女性が一人います。大きな声でズバズバ物を言う主任のMさんです。気に入らないことがあると、相手のミスをあげつらうような言い方をします。一度なにかのときにタイミングがあわなくて、敦子さんは一方的に嫌みを言われました。「私はなにも悪くないのに、主任が割り込んでくるからややこしくなったんだわ」とむかつきましたが、敦子さんが謝っておさまりました。表面的には仲直りしたけど、顔もみたくないという気持ちが敦子さんのなかにはくすぶっていました。

その一週間後、敦子さんは主任のMさんと衝突してしまいました。Mさんはパソコンにくわしくて、フロアーの復旧を一手に引き受けています。敦子さんが入力したデータが消えてしまって、どうしていいかわからずMさんに復旧を頼んだのです。Mさんは「あなたがわざと消したんでしょ」と嫌みな言い方をするので、「いいえ、ちがいます。私は消していません」と敦子さんも負けずに言い返しました。まわりにいる人たちがびっくりするくらい大きな声で言い合いになりました。その後顔をあわせてもMさんはあいさつもしません。敦子さんは「ケンカしていても挨拶はちゃんとするのがマナー。社会人の基本だがら」と思いきちんとしています。こんな不協和音の響く職場で、敦子さんは緊張感から疲れ果てストレス倍増。家に帰ると冷蔵庫に突進して、食べ物を口に詰め込むような過食行動が又増えてきました。

カウンセリングを受けて、過食症が改善

敦子さんはカウンセリングを受けにやってきました。事の一部始終を聞いたカウンセラーはつぎのように聞きました。「敦子さんは確実にストレスを解消する方法をいくつ持っていますか?身近で気軽にできる解消方法をいくつかもちましょう」。

次にカウンセラーは敦子さんの過食行動の状態を細かく聞きました。「前は食べることにもっとこだわりが強かったな。『パンは神戸屋でないとダメとか、100kcal以上の物は食べない』とか、いろいろ自分のルールを作らないと不安で仕方なかったぞ。けど今回再発した過食症には、そういういこだわりは見られない。その辺が安心できる材料だ」と、カウンセラーは思っていました。「職場というところはなかなか難しいところでね。上司と正面衝突してもあまり得はないよ。なにか他の方法でやり過ごすことはできないかな。ちょっと工夫してみてごらん。今の敦子さんなら思いつくんじゃないかな」と、アドバイスしました。

苦手な人との直接対決をうまく避けて

それから一月後のカウンセリングで、敦子さんはかなり笑顔を取り戻していました。「主任のMさんには、できるだけ正面からプチ当たらないよう気をつけています」と話していました。小言を聞きたくないなと思ったらわざと二階に行ったりとか、聞いているふりをして右から左に聞き流したりしてしのいでいるとか。言い方にも工夫しながら摩擦の少ない対応の仕方を見つけていっているようです。Mさんとの関係も表だったトラブルもなく、仕事がはかどるようになりました。これに自信を得たのか対人関係について敦子さんから相談を受けることはだんだんと少なくなっていき、仕事の力もついてきました。

職場 仕事 対人関係 ストレス 過食

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☎ 06-6866-1510

福田俊一  精神科医 所長 (摂食障害専門外来 40年の治療歴)

増井昌美  過食症専門セラピスト(摂食障害専門外来 30年の治療歴)

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中学生、高校生と過食症・過食嘔吐・吐かない過食

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「いつも人に合わせてしんどい私。」

今朝はまたとくべつ寒い朝でした。歩いてくる公園の道沿いには霜もおりていました。オフィスの窓からみえるイチョウの木もすっかり裸になって、寒そうに立っています。「おはようございます」と、カウンセリング室のドアを勢いよく開けました。そこには過食症で来所の晶子さん(高校一年)とお母さんが座って待っていました。

「行きたくないのに、『うん』って言ってしまう自分がきらい」

「晶子さん、どうしましたか。泣いたりして」と、セラピストは声をかけました。「はい、先生、コンサートに行きたくないって泣いてるんです」と、お母さんが晶子さんに代わって答えます。どうやらクラスの友人に次の日曜日、アンジェラ・アキのコンサートにさそわれたようです。ほんとうは予定が入っていて行きたくないのに、「うん、行く行く」と、快い返事をしてしまったといういきさつでした。

友人:私、アンジェラ・アキ、だいすきやねん。あの声が清らかでなんともええよな、晶子。晶子も好きやろ。

晶子:え、あー、アンジェラ・・・うん、好き、私も好きやで。

友人:そうやろ、やっぱりな。チケットあんねん。一枚あまってるんやで。行こうなコンサート。来週の日曜日やねん。

晶子:うん、行く行く。楽しみやわ。

友人:これできまりっ。あー、よかった。やっぱりあっ子やな。OKしてくれるって思ったわ。

「もうええねん、思いっきり食べて吐いたら、スッとしたから」

このように晶子さんはその時のいきさつを泣きながら語ってくれました。「ほんまは、私、彼と図書館でいっしょに勉強する約束やってん。けどそんなこと言えへんし。あわせといたほうがええと思ってイエスゆうてしもたんや。あとでしんどーくなるけど、その場はスムーズにおさまるから。あとでなんでことわらへんかったんやろって、自分に腹がたって。私って、いつもこうや。自分がきらいや」と、晶子さんは言いました。そしてこうつけ加えました。「もうええねん、思いっきり食べて吐いたら、スッとしたから」と。

小さいころから「合わせる自分」ばっかりだったと

お母さんから「晶子はピンクがよくにあうね」と言われると「そうかも・・私、ピンクがね」と思ってしまう。「お魚はやっぱり煮たほうがおいしいね」って言われると「そうやね、煮魚がおいしいね」と答えていた。そんな人にあわせる自分が良い子だと思いこんでいた。中学三年のときに過食症を発症していらいずーと、そんな自分に「なんかおかしい、もやもやするけど、しっかりつかめへん」と、イライラしていた。

淀屋橋心理療法センターの摂食障害専門外来でカウンセリング治療を受けはじめて、少しづつ「もやもや」「イライラ」の正体が見えてきたようです。

母親は「友だちからさそわれて、イヤなら『行きたくない』ってはっきり言えばいいのにと、思うんですけど」と言います。「そんなこと言ったって。お母さんはすぐ簡単に結論ばっかり言って。できひんって言ってるのに」と、晶子さんは怒りをぶつけます。「晶子さんはまだ自分がしっかりつかめていないから「ノー」がだせないんですね。つい「行こう、行こう」と、あわせてしまって。まだ自分の色をうまく出せないから「どんな色にも染まります」みたいになってしまうんですね」と、セラピストは助け船をだしたました。

心のつぶやきを言葉で伝える練習を

カウンセリングでは、晶子さんの心のつぶやきを言葉で伝える練習をしていきました。

◆セラピスト:晶子さんは、長いヘアースタイルのほうが似合うね。

晶子:私、ショートカットがほうが好きなんです。

◆セラピスト:そのワンピースすてき。晶子さんはピンクが似合うよ。

晶子:そうですか。でもほんとうは、モノトーンが似合うと思ってるんですけど。

◆セラピスト:冬空ってさむそうやね。やっぱり春のあたたかい空のほうがいいよね。

晶子:いえ、私は冬のきびしい寒さが好きなんです。顔に冷たい風を感じながら歩くと身が引き締まって。

◆うまく自分がつかめないときは「きょうはね、ちょっと気分が悪いの。ええ返事できひんかも・・・ごめんやけど」とかで、やんわりと切り抜ける練習もしました。

晶子さんは、だんだんしっかりと自分の好みが言えるようになってきました。「お母さん、お魚はやき魚にしてね。わたし煮魚より焼いたほうが好きやねん」とか「セーターね、黒にした。黒のトックリセーター。とう似合うやろ」と。

半年たって、過食の回数がグーンと減って

カウンセリング治療をスタートして半年がたちました。晶子さんは、いままで一日3回は過食をせずにいられなかったというのに、今では二日に一回くらいの過食に減ってきています。食べ方も信じられないくらい落ち着いて食べられるようになったと、お母さんから報告がありました。

晶子さんは「私、過食症になってわかったことがあるの。それは『人に合わせすぎてはいけない』ってこと。合わせることも大事やけど、ムリをしたらいけないってことを学びました」と、しみじみと語ってくれました。

ストレス、イライラ 過食症 過食嘔吐

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☎ 06-6866-1510

福田俊一  精神科医 所長 (摂食障害専門外来 40年の治療歴)

増井昌美  過食症専門セラピスト(摂食障害専門外来 30年の治療歴)

過食嘔吐:「食べ物を吐くなんて、もったいないことするな!」と父に言われて

過食嘔吐のカウンセリング治療は、大阪の淀屋橋心理療法センター摂食障害(過食症/拒食症)専門外来でおこなっております。(06−6866−1510)

 

過食嘔吐のケース紹介: 「食べ物を吐くなんて、もったいないことするな!」と父に言われて

 

過食した食べ物を吐く(過食嘔吐)が侑子の仕事のストレス解消

職場でストレスいっぱいの侑子。家に帰ってから過食嘔吐でいっぱい食べ物を食べて吐くことがその日のストレス解消になっています。

「同僚のあの言葉、許せないわ!腹立つことはいっぱいあるけど、過食で食べて吐いたらストレスを忘れられるんです」と侑子は、カウンセリングで職場でのストレス解消に過食嘔吐を使っている様子を話しました。「なるほど、過食嘔吐をじょうずにつかってるね。バランスがいいですよ。でも過食食べる量が増えないよう、気をつけましょう」とカウンセラーはアドバイスをだしておいた。を

過食して食べた物吐くなんて!」と父親が怒って

しかし侑子の過食して吐く様子をみていた父親から叱責の声が飛んできました。「食べ物を吐く(過食嘔吐なんて、もったいないことするな!」。この言葉が心につきささって以来侑子は過食でいっぱい食べた物を嘔吐することができなくなっています。「お父さんのわからずや、私の過食嘔吐をちっともわかってくれない。もうきらい、顔もみたくない!」と、侑子は父親への嫌悪感をましていきました。

過食でいっぱい食べたら、早く吐かないと太るよー、なんとかして!」と侑子は母親に泣きつきました。しかし母親もどうしていいかわかりません。太る恐怖にさいなまれて侑子は半ばパニック状態です。「先生、たいへんです。娘が過食嘔吐で『食べたら吐かないと太る!』って泣きさけんでいます」と母親から、カウンセラーに電話がかかってきました。

過食嘔吐で苦しんで吐いている本人が一番つらいのに、化膿したおできの膿をしぼりだすみたいにつらいのに」と、侑子は過食をするたびに泣いています。

過食嘔吐でいっぱい食べて、吐いてスッキリ。これまでは職場で受けたストレスも過食嘔吐で解消できていたのに、今は父親が恐くて吐くことができなくなった侑子は、ストレス解消ができずに困ってしまいました。

淀屋橋心理療法センター 摂食障害専門外来

 

福田 俊一 所長 精神科医師

増井昌美 摂食障害/過食症専門セラピスト

過食症のチェックリスト(無料自己診断)

過食症のチェックリスト

 

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このチェックリストは淀屋橋心理療法センターが、問い合わせ及びカウンセリングをお受けした2555件(2012.12.31)の摂食障害(過食症・拒食症)を元に作成しました。

次のチェックリストは、日常生活の中で見つけやすいチェック・ポイントを集めております。通常の医学的な診断基準とはことなります

(福田俊一 所長, 精神科医、  増井昌美 過食症専門セラピスト)